どうせ切れちゃう充電なので。
電動自転車の電池が、あっというまに切れる。
支店を出て、ひとつめの信号をわたるときには、残量はメモリが1。
もうすこし先の、みじかい橋を渡るころには、電池は0。
ECOモードを押して、スタートしても何も変わりがない。
気づいたころには、自転車を押しながら坂道を登っているのです。
だから、最近、充電するのをやめることにしました。
きっと、最初の数メートルが軽いから、
充電が切れた時の反動がでっかいのだなぁ。
あっ、もしかしたら、
日々の生活も充電をするから、
その反動がしんどいんじゃなかろうか。
だったら、休むことを変えよう。
座椅子という充電器に、じっと座って一日を過ごすことなんてやめよう。
たのしいことをしよう。
いま、一日この部屋にいることはとっても楽だ。
体力もまったく削れないし、食べ物を買い込めば、
もう他に何もいらない。
疲れているから、充電しなきゃ
そう思って、部屋にこもってるんだけど、
次の日はどうせすごくしんどい。
月曜日の朝には充電は切れる。
充電するのをやめよう。
しんどい一週間だったなら、
つかれる休日をすごそう。
ヘロヘロになって帰ってきて、
充電器に戻って来よう。
どうせすぐに、充電なんて切れるさ。
疲れること、充電が切れることを理由に、
たのしいことから逃げないように。
ただただ、たのしいことをしよう。
充実感のある休みは、充電切れの休みでもあるのかもしれない。
月曜日の朝に後悔しても、
数日後には、その休みの思い出があなたを元気にしてくれるかもしれません。
なにかの足しに、できればそれで。