得も損もない言葉たち。

日常を休まず進め。

あなたのクスッとをください。

2017-01-01から1年間の記事一覧

自転車を大切にすること。

今日が仕事納めだったので、さいごに自転車を拭きました。 ふだんは自転車に乗って営業をしています。お家を一軒ずつ周るので、自転車は適しています。インターホンを押して留守だったら、即座にまたがり動き出せます。ぼくにとっては、おそらく一番大切な仕…

カレンダー配りについて。

年末になると、今年も一年お世話になりましたという言葉と、来年度のカレンダーを渡す。やっぱり、優先していつも助けてくださった人のところへ行きます。お正月はどんなことをして過ごすのかや、この一年はしんどかったねぇと話をしたりします。 去年の今…

有馬記念は、いや、競馬はたのしい。

2017年12月24日、午前の6時半。 目覚ましをセットしていないのにも関わらず、ぼくは目を覚ました。いまスーツを着て、ネクタイを締めたら、ギリギリで会社に間に合う時間だ。一瞬あせったが、なぁに、今日は日曜日である。 もう一度、ふふふと笑いながら眠…

ネギを隠した日。

ありがたいような、別に求めていないような、会社の努力賞のようなものをもらった。もうこれで最後かもしれないボーナスには、ちょっとだけ上積みがされていて、それはそれでよかったなぁと思っている。 表彰をされると、職場の風習というか、お決まりのよう…

河童は、流れたいんじゃないかな。【ことわ・ざ】

カッパは本当にいるのだろうか。そのことについて、小学生の頃からずっと考えている。 『じっぽ』というカッパと少年のお話を、小学生の時に国語の教科書で読んだ。 覚えているのは、少年がカッパのじっぽを水槽に入れてあげてキュウリをあげているシーンだ…

尼崎の話がしたい。

ぼくは、尼崎の話がしたい。生まれ育った町について話をしたい。そう言うと、いつも何かしらの期待をさせてしまう。それは、この町がもつ、なんともいえない未開の地のようなイメージがそうさせてる気がする。「あそこはガラが悪いから」という印象が、ぼく…

もやし大好き。

もやしについて書きたい。 彼にはずいぶんと、長い間めんどうをみてもらっている。 一袋30円ほどで手に入り、味付けをこれでもかと吸収してくれるもやし。 何かを食べたいというより、その味をいただきたいという気持ちが強い。 だから、ポテトチップスや…

日経平均と、「小さい言葉」。

昨日、きづいたことがあって。 「書くこと」を仕事にしている人たちといる時、いつも自分は、日経平均株価を確認している。 金曜日の終わり値なんて、当日の15時に分かってるし、投信の価格も確認済なのですが。とっくに分かってるものを、ごく自然に確認す…

普通のゼミ室にいる、すごい大人。

「美味しんぼを読むのが好きです」 大学生になって、文学部社会学科という、なんとなく深そうな学部を選択しました。社会について学ぶって、なんだか幅広そうだし、人間観察が趣味だし、楽しく学べそうだと思って。 実際に、授業はとってもおもしろかった。 …

エッセイを書くことへの憧れ。

「エッセイを書いていい」 ということを、人生で言ってもらえることが、 あるなんて思いませんでした。 三谷幸喜さんのエッセイが大好きで、 東海林さだおさんのエッセイも大好きで。 ぼくも、短い話であんなに面白いものを、 書いてみたいとずっと思いなが…

いいことばかりじゃないけれど、でも、いいこともある。

夏がようやく終わった。 来週からはネクタイ着用で、仕事になる。 クールビズという言葉すらなくして、Tシャツで仕事がしたいなぁ。 先週はついてなかった。 1年半乗っていた仕事用の自転車が壊れてしまって。 どう壊れたかというと、後輪が破裂したのです。…

カローラにのって、どこまでも生きたい。

カローラⅡにのって 買いものに出かけたら サイフないのに気づいて そのままドライブ youtu.be トヨタのカローラⅡのCMに使われた曲です。 小沢健二さんが歌っていて、軽やかでのどかな雰囲気が伝わってきて。 なんというか、乗ってる時間がすべて日曜日にな…

ぼくはいつまでも、妹には適わない。

妹は、ぼくよりもずっと泳ぐのが上手だった。県大会に行けるか行けないかで、結局行けずに夏を終えるぼくとは違って、全国大会に出場していた。 ぼくよりもずっと根性があった。練習が嫌でとなりのマクドで寝ている兄をよそに、必死に練習をしていた。 ぼく…

高校二年の夏休みは、ひとより1週間長かった。

クラスメイトが、まだ抜けきらない休み気分に打ち勝って授業に出ているとき、ぼくは家の近くにある漫画喫茶ドリームにいた。個人で経営しているその漫画喫茶は、小さなビルの2階にあって。いつもやる気の無さそうなおばちゃんが、ひとりで店番をしていた。…

百貨店の地下街には、かっこいい大人がいた。

大学生活で、アルバイトをいくつか経験した。 家庭教師は向いてなかったみたいで、3か月経ったある日、「すいません、来週から夏季講習に通います」と事実上の解雇を宣言された。 そのあと、警備の派遣バイトをやった。時給1000円で休憩が1時間に1回…

「劇場版 ぼくと夢の国」 

幼稚園のころに、はじめてディズニーランドへ行った。連れて行ってもらった。母に起こされたら、布団で寝たはずが、なぜか車の中にいて。「まっすぐ見ときや~」と父に言われて、高速道路をぼーっと眺めていた。どこにいるのか、なぜ車の中にいるのか、何も…

ペットもたいせつな家族ですから

仕事柄、家にあがらせてもらうと、部屋にあるたくさんの物から、お客様との接点をさがそうとしてしまう。営業だからというよりは、大学の友達の家に行って、本棚にじぶんも好きな漫画があったら嬉しいという感覚。 家具がかわっていたり、飾ってあった絵が消…

ぼくのなりたいおやじ 3

小学生の時に、国語の授業で、 セミのオーケストラという詩を書いた。 夏になると、何年も練習した音楽を ぼくたちへ演奏してくれるオーケストラがある。 たった一週間でなくなってしまうその音楽には、 どこか寂しさがあるということを書いたと思う。 先生…

ひとり暮らしで、減ったもの。

ひとりで暮らすようになって、減ったことがいくつかある。 会話が減った気がする。 減ったというか、無になったというか。 でもテレビに向かって、ひとりでぶつぶつ言ったり、 パソコンを眺めながら、頭をかきながら考えごとをしたり、 気持ち悪がられるこ…

マネキンの格差

幸運と不運がいつも同時に存在するわけではないけど、 それでもやっぱり、「どうしてわたしが…」と思うことが多い。 同じ土俵にあがって、 いっせいのーっせ!でスタートをしているのに、 自分だけがとんでもなく不幸な境遇にいてる気がしてくる。 先日、久…

ぼくのなりたいおやじ 2

ずいぶん、昼寝をしていたみたいです。 お昼ごはんを11頃にたべて、 そこから座椅子をパタリと倒して、 目を覚ましたら晩ごはんを買いに行く時間になっていました。 スーパーをぷらぷらと歩いていると、 割引シールの貼られた海産物を見つけてカゴに放り込む…

他人のお葬式で、泣いてくれる人がいた。

ぼくも、他人の葬式で、泣いている人になってしまった。 銀行で営業の仕事をしていると、お客様はご高齢の人が多い。その分、今までに何度か、お葬式や線香を届けてきている。 月に1度ぐらい、お話をさせてもらっていた人が亡くなられた時、ぼくは人の死とい…

ぼくのなりたいおやじ

ぼくのなりたいおやじ 「カルピス買ってきて」と頼まれて、スーパーに行って、 原液とミネラルウォーターを買って帰ったら、 「水道水でええんやで!」と娘に説教されるようなおやじに、ぼくはなりたい。 子どもにはエジソンの伝記とかを勧めときながら、 …

美味しい匂いがする家を探せ 銀行員に潜入中

お昼はもっぱら、コンビニで買ったパンをちぎって、 ちかよってくるスズメにあげながら、 一言も発さず無言で食事をしています。 仕事をしている時に、仕事の話をするのが嫌いで、 支店の中で食べることも、会社の人と食べることもしないで、 基本的にはス…

その手が向かう先、ぼくの特茶あり。

リュックサックを買った。 ふだんはいつも、 大好きなドラえもんの手提げかばんに、ノートとお茶を入れて、 特に目的もなく外を散歩するのだが。 東京へ勉強しに行くことが増えた。目的ができると荷物も多くなる。 ドラえもんのかばんも四次元ではないので…

小手先で生きていく 社会人メガネ活用講座

人類を2つに分けるとしたら、何と何に分けますか? 男と女、たけのこ派ときのこ派、犬派と猫派、パンとごはん。 他にも色々あるけど、まぁこんなもんで。 で、 ぼくがその2つに分ける仕事を任命されたら、 なにを基準に人類をふたつに分けるかと言います…

ほんものラルフローレン。

にせものと一緒に、少年時代をすごした。 お祭りに行って、もらった遊戯王のレアカードは、 ザラザラの印刷紙だった。 入手困難な状態でじいちゃんが見つけてきてくれたベイブレードは、 中央に漢字で「風」と書かれた made in china の本物の中華ゴマだっ…

想いは、せめて、ふんわりと。

嘆くことが多い。 特に、日曜日の晩はつらい。 SNSを覗けば、サザエさんを上手く使って、 社会人の心の叫びが言語化されている。 ぼくも書きたい。 でもなぁ、なんだかそれやと、 当たり前すぎるし、気分がどんどん滅入ってくる。 そうだ。 想いは、せめて…

鬼の声が聞こえる。【ことわ・ざ】

気づけば6月も折り返しちかく。 きっと、もうそろそろ、 【 今年も半分終了 】 みたいな言葉がみなさんのタイムラインに見えてくる季節です。 今年も半分終了したって、暑い夏はまだまだこれからだし、 これと言って何もないのが本音ですよね。 だけど、な…

父の日は、パパの日。【ショートショート】

子どもから贈られるプレゼントは、一生物だ。 それが食べる物なら、包装紙だけでも置いておきたい。 手紙なんかが入っていたら、ファイルにしまって何度も読みたい。 たとえば、娘が大きくなって、反抗期になって、 いっしょにいたくないって言われても、 …