得も損もない言葉たち。

日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

マジックは1

広島カープの優勝マジックが、あと1に迫っている。広島で停まって、新大阪へやってきた新幹線は、優勝をおあずけにされたカープファンをたくさん乗せている。東京までご一緒している、となりの知らない人もそうみたいだ。今日、勝てなかったけど、カープはお…

タイムトラベルを雑に使うなら。

なめていた。完全に、なめきっていた。 東京から新大阪へ向かう新幹線のなかで、ぼくは立ち尽くしていた。立つしかなかった。 三連休の予定がまっしろだったことには、金曜日の朝に気づいた。かといって、今から何か無理やり遊びに行く予定を詰める気もおき…

明るい病室

病室が嫌いだ。入院したことはないが、病室には何度も来たことがある。テレビがあって、ベッドがあって、景色が綺麗で。一階には喫茶店があって、売店もある。そうきたら、もはやホテルなのだけど、病室とホテルの部屋は全然違う。明るくしようという空気が…

炭作り

忘れていた悔しいことがあった。 忘れているぐらいだから、そこまで大したことではないかもしれない。 だけど、この間、母からその話をされて、そうだそんなことがあったと思い出した。ぼくよりも、両親が悔しかったことらしい。 小学三年生の頃、特別授業み…

西村さんに教えてもらった夏。

昨年の夏、月に一度、東京へ行った。 コピーライター養成講座60周年を記念して、特別に開講された授業に出席するためだった。 講師を務めていらっしゃったのは、西村佳也さん。 西村さんは、ウールマークの「触ってごらん、ウールだよ。」や、サントリー山崎…

ありがとう、家。

玄関を写真に撮りたい日があった。 あふれかえった靴を、うれしく思った。整理整頓ができてないわけじゃない、この靴たちの持ち主は、みんながみんな違う人だ。 ぼくが一人暮らしをしている家に、10人以上の友人がやってきた夜があった。部活の何かがあった…

拝啓、酸素カプセルより

こんにちは。いま、酸素カプセルの中から、この文章を書き始めています。人生初の酸素カプセル。閉所恐怖症の気が若干あるぼくですが、大丈夫みたいです。 どうして、こんなところにいるのか。 それは、この酸素カプセルが銀行員生活で、お金を融資した、最…

坂田三吉をやめよう。

「普段、関西弁はどのような感じで話をしてるんですか?」 面接の場で質問をされた。どうやら、敬語の中に、関西弁がちょっとだけ見え隠れしているらしい。どういう時に、「〜やなぁ」が出現しているのか自分なりに考えてみた。 たぶん、じぶんの感じたこと…

銀行員じゃなかったら。

「誰かに背中を押されないと進めない夢なら、諦めたほうがいいです」 これは、去年の春ごろに、とある人にぼくがかけられた言葉です。やさしい文面の中に紛れ込んだ、この言葉を読んで、その日から、「誰かのおかげで」とか「あの日のあれがあったから」とか…

『NHKのど自慢』を観てほしい。

カンカンカーン カ カカカカ カーン 日曜の12時14分、テレビの前に座る。そして、時計の針が15分になった瞬間、いつもの鐘の音が響く。 『NHKのど自慢』がはじまるのだ。 あっと、この番組への愛語る前に、先に言っておきます。ちゃんと受信料は払ってます。…

いつも、ななめ上を向いて。

どんな理由で、仲良くなれたか。きっかけを辿ると、たいてい理由はしょうもない。 少年漫画のように、1年を超える大長編を終えた後に、仲間に加わるような、そんな人間関係をやっていたら人生で仲の良い人は数人しかいなくなる。 それでも、今日もどこかで誰…

通勤電車と似ていること。

通勤時間は1時間と30分。 乗り込むとき、一瞬の駆け引きがある。空いている席をどこまで追うか。 すこし遠いその席を求める。隣の扉から入ってきた誰かが座る。そうなると、もう最悪です。 行きどころを失ったお尻は、悲しくもそのまま。立ち位置も、なんだ…

実家から、事件の香りがしたので。

実家を拠点にGWを過ごしている。ふだん、こんなに長く実家にいることはない。家族は皆、予定があったりなかったりで、人の気配がしたりしなかったり。ぼくは、リビングでぼーっとしていることが多い。 家族の中では、いちばん、友だちが少ないということだろ…

金メッキなのか。

ゴールデンウイークって、純金なのかな。 金メッキのような気がするなぁ。 そんなことを毎年思う。 連休が続いているあいだを、「しあわせ」と思い、それが終わった後にすぐ「ふしあわせ」と思うのなら、ゴールデンというより、もはや金メッキに近い数日間だ…

スーツを買いに行った日のこと。

土曜日、日曜日ともに快晴だった。 予定もなく、予定を入れる気力もなく。ただただ、実家のリビングに寝転がり、吉本新喜劇を観ていた。父親のTシャツを着て、誰のものか分からないスウェットをはいて、誰もいないのに、誰かの生活感がある場所で生活をして…

黒い三角形。

数値のマイナスを示す▲。 そのうしろに、0がいくつも付いた投資信託の運用成績を持って現れる。そんな冴えない営業を迎え入れてくれる人たちの、笑顔の理由が分からなかった。 運用商品を買ってもらって、数ヶ月後にマーケットの大きな下落。見たくもない状…

思い出って。

すこし特殊な一人暮らしをしている。 25歳、独身。一軒家に住んでいる。祖父とふたりで暮らしていた家が、ひとりになって、それから何となく、生活が続いている。 おしゃれな部屋づくりなんて、していない。DIYで作った家具なんてない。カーテンは、ヘビース…

スースーしていた。

朝、駅のトイレで便座にかけようとしたら、スーツの股が破れていた。仕事が憂鬱すぎて謎の腹痛と、股やぶけのダブルパンチ。憂鬱すぎる月曜日がはじまったわけです。 今日、新入生がやってきた。 初めて営業店研修へ向かったのが四年前。あの日、ぼくはハン…

実家の良さについて。

実家へ立ち寄る生活がつづいている。 何をしているかって、車の運転だ。新しい職場では、営業エリアが何十倍にも広がり、バイクを使わないと移動ができない。さらに、上司が同行するとなると、車を使わないといけない。 さすがに、赤の他人に迷惑をかけるわ…

どうでもいいものから。

こんばんは。 最近、パソコンの前に座って、「さぁ!書くぞ!」とニヤニヤしながら、ここに来ることが減りました。いまも、スマホのアプリを使って、数日かけて、帰りの電車でこれを書いています。 全員がはじめましてで、道も分からない場所を、乗ったこと…

転勤になってから。

転勤の辞令が出た。3月30日の夕方だった。 引き継ぎの期間は5日間。4月9日からは、もう向こうで仕事をしてもらうことになると、上司は言った。 銀行の異動は慌ただしい。その理由は、癒着やらなんやらで、悪いことしてる人がいるかららしい。 3月30日のお昼…

調達屋になればいいんや。

脱獄映画で、主人公に力を貸してくれる調達屋という人物が出てきます。冤罪や、捕虜として捉われた収容所から、色んな手を使って脱走を試みる。トンネルを掘るのも、鉄格子を切るのも道具がいります。嗜好品と言われる、チョコレート。美しい女性のポスター…

嗚呼、8を止めたい。

トランプや、ボードゲームが嫌いな時期があった。 中学校ぐらいまで属ししていた水泳のクラブチームは最悪だった。力がちょっと強いやつが、カードを配って罰ゲームを決める。しっぺや、でこぴんで泣かされる子とかもいて、それをケラケラと笑っている時間、…

血みどろの営業をしてました。

数週間前に、職務質問をうけた。 人のいない海辺で、いつものように絶望に満ちた顔をしながら、胸ポケットにしのばせたWi-Fiの恩恵をうけて、オリンピックの中継を見ていたときの話だ。お巡りさんがやってきて、ぼくの自転車を見る。番号を調べて、さらには…

手を繋ぐ理由について。

若い女性と、年配のおじさまが手をつないで歩いていると、 「あっ、この人たちはよからぬ関係なのかもしれないなぁ」 なんて心の中で2人の出会いとかを想像してしまう。 では、男性と男性が手を繋いで歩いていたらどうだろうか。 先日、遠足に来ていた幼稚園…

就活に傷つくのは、もうやめよう。

就職活動をしていたとき、ぼくは会社というものが、これほどまでに平凡な人間の集いだと思ってもいなかった。ぜんぜん面接がうまくいかなくて、内定も貰うことができなかったので、よっぽど凄い人たちが仕事をしているんだろうと、そう思っていた。 ぼくが働…

前夜が好きだ。

前夜が好きだ。 何かが起こる、前の日の夜。 布団の中で、ああでもない、こうでもないと色んなことを考える時間。明日になったら、もうこの時間は帰ってこない。 ドラえもんの劇場版には、「前夜」が頻繁に描かれる。 藤本先生は意図的に(たぶん)、前夜をは…

夫婦

夫婦のあいだに、座ることがよくある。食卓を囲んで、お昼ご飯を食べたり、お茶をしているとき、ぼくはふたりのあいだにいる。営業もそこそこに、出された食べ物をもらう。いつも話の中心は、家の住人であるふたりだ。 そして、「あんたは、こんな旦那さんに…

お風呂型タイムマシン

突然だが、わが家にはタイムマシンがある。のび太の部屋には、勉強机の中に。ドクとマーティーはデロリアンが。たしか、コインランドリーの洗濯機がタイムマシンだった映画もあったと思う。 ぼくの持っているタイムマシン、それはお風呂の形している。だいた…

職務経歴書が難しい。

転職活動をするにあたって、職務経歴書を作っているのですが、これが難しい。仕事の実績や、どんなことを意識して取り組んでいるのかを書くのだけど、あまりにも書けることが少なくて、気分がちょっと落ちてくる。仕事を変えたいのに、仕事を変えられる自信…