スマホ対応の手袋を買って、気づいちゃったことを。
腹がへって何気なく誘おうかなって思う人や、
「ごはんでもどう?」と誘ってくれる人を想像してください。
その人は大切にしたほうがいい人と思います。
特に深い意味はないし、以後、あまり関係ない話をしますが。
お正月に手袋を買った。
百貨店に行ったときに、ちょっといいやつが並んでたので。
と言っても、3000円ぐらいのSALE品ですが。
買った手袋は、すぐれもので、スマートフォンが操作できる。
手袋を外さずとも、画面をタッチできるので、
冬の寒い季節でも、屋外でスマホを触ることができるのです。
外回りで、突然かかってくる電話にも、素手をさらさずに対応できるのです。
さぁ、手袋をつけてスマホ操作ができるとなると、
冬の季節に素手で外を歩くことは無いような気がしてきます。
ちょっとの外出でも、切り裂くような冷たい風が襲いかかってきますので。
もはや、手袋をはずす理由がない。
だけど、今日の通勤時、ぼくは手袋を外した。
それも、風がびゅんびゅん吹き荒れている海沿いの道で。
スマホの操作がスムーズにできる手袋をはずした。
缶コーヒーを買ったのです。
外が寒すぎて、体を温めるため、あったか~いやつを。
手袋をはずすと、もちろん、手は痛いぐらい寒い。
それでも、缶コーヒーの放つ温もりを素手で感じたかった。
その時に、ふっと思った。
あぁぼくは温かい飲み物を体に注ぎたいというよりも、
手をこうやって温めたいから缶コーヒーを買っている。
手袋を外してまで、この温もりを求めていると。
自分が感覚的に思っていることと、
本当に思っていることの違いってあると思います。
ぼくが手袋と缶コーヒーを通じて気づいた今日のように。
いちばん身近なことで言うと、友達とのごはんはそうだなって思います。
お腹がすいたなぁと思って、友達を誘う。
ごはんを食べているようで、仕事の愚痴や、悩みを話す。
お腹を満たすために食事に行ってるようで、
本当の目的は心許せる友達との会話ではないでしょうか。
無意識に手袋をはずして、温もりを求めたように。
無意識に、何も考えずに誘ってしまう友達。
表面的に考えていることのうらに、本当に求めているものがある。
求めているとか、求められているとか、
そんなこと考えると重いかもしれないけど。
週末だぁ。週末です。
遊びに出る人は、寒いので、手袋マフラーは必須ですよ。