得も損もない言葉たち。

日常を休まず進め。

あなたのクスッとをください。

今日思いついた企画メモ 【おつかれプシュー音】

 

ぼくの憧れの人。

みなさんご存知、ドラえもんの作者である藤子不二雄の藤本先生です。

 

 

 

藤本先生には、
みんなと話をしていて、誰かが面白いアイデアを出してくれた時、

その人に100円を払う自分ルールがあったそうです。

 

例えば、アシスタントの人が、

こんな道具があったらいいなぁってボヤいた言葉をすぐに拾う。

 

そして、財布から100円をチャリン。

 

 

もらう側には、お金を貰えるようなことを言った感覚が無くても、

そんなことは関係なし。

 

 

そして、そのアイデアはいつのまにか、

藤本先生の手によって夢の中へ連れて行かれる。

四次元ポケットから、形になって出てくる。

 

 

未来の世界へ、白亜紀へ、時には大魔境にだって。

 

 

ぼくには、そんな力はない。

藤子先生のように子供たちが目を輝かせる作品をつくることはできない。

 

 

だけど、藤子先生の考え方が、

今の自分の物事の考え方にすごく似ている気がしていました。

 

 

 

 

お金を払うほどの価値があるかどうか、決めるのは自分で、
どんなに周りや、言った本人がつまらないと思っていようが関係ない。

 

 

それが100円である必要も、お金である必要でもないが、

自分にとって何が感動できたのか、何に心を動かされたのか、

それに素直になってみることが大切なんだなぁって思います。

 

 

 

そして、相手に対しても、どうしてぼくがGoodって思ったのかを、

自分なりの表現で伝えていけたらいいなぁって思います。

 

 

 

 

 

 

毎日働いてお給料を貰うのは、
もっともっと面白い発見をする瞬間、

そのためだと思っています。

 

 

 

ぼくは、お金を貰う物書きではありません。

そんな能力もない。

だけど、ちょっとずつ、色んな人にもらったものを、

鉛筆を握って、キーボードを叩いてかえしていきたいです。

 

 

あなたにもらったタマゴを、

あたためて孵していきたいです。

 

 

 

 

では、短歌を1つ。
 
 
 
 
夜8時 どこかで聞こえる おつかれのプシュー 扉の音か お酒の缶か
 
 
 
書いてみました。
 
電車の中で、お酒を飲んでいる人いますよね。
実に、おいしそうに飲んでいる。
 
おつかれさんですって、知らないオジさんに思える瞬間です。
 
 
炭酸飲料じゃダメなのだろうか。
 
例えば、車内に昭和歌謡が流れていたら、それだけで幸せなんじゃないのか。
 
スーダラ節が流れていたら、三ツ矢サイダーでもいいんじゃないのだろうか。
 
 
 
 
そんなことを考えながら、外を眺めるフリをして、
窓に反射した車内を見回すのです。
 
 
 
あっ、あのオジさん、
2本目のプレモルだ!
なんてこともよくある。
 
 
どこかで聞こえるお酒の缶が開く音に、
ぼくも「今日もおつかれさま」って、
自分に語りかけるのです。
 
 
 
 
 
 
 
【おつかれプシュー音】
 
 
電車の扉のしまる音を、
ビールの缶をあける音にしてみるだけで、
駅の近くのコンビニの缶ビールの売り上げがUPするのではないだろうか。
居酒屋に人が増えるんじゃないだろうかと思います。