肉売りの豚バラッド
あぁ、量ることは難しいことじゃない。
ただ、測り、切り身乗せ
小皿の中をからっぽにするだけ。
あぁ、目を閉じても手の感覚でわかる。
トンカツの重みとか、しゃぶしゃぶの一枚。
本当の豚は、脂が美味いらしい。
いつもなら、照れくさくて言わないことも、
今日だって、お客様を思いながら、肉売りは量るよ。
ずっと言えなかった言葉がある
短いから聞いておくれ
「いつもありがとうございます。」
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斉藤和義 の、
歌うたいのバラッドを変換。
精肉店でアルバイトしていた学生生活。
肉を切る職人さんが1人いました。
1gの単位で美しく肉を切る。
楽しそうに、すごく楽しそうに。
その人の切るステーキは、
すごく売りやすかったです。
美味しそうだから。
かっこいいと思いました。
替え歌って思うと、ちょっとふざけてるように聞こえるけれど、
讃歌と言えるものを考えていました。