ズートピアにふらりと寄ってきました。
チケットを買いました。入場は11:00。
大人の料金は1800円也。
ポップコーンとペプシコーラを片手に、席に座り、数分の宣伝を見たら、
気づいたらそこはズートピア。
このポスターを見ているだけで、普段の私たちの生きる世界が、
すべて動物の世界に変換されているのがわかります。
個人的には、キツネの足元を歩いている、同じようなハムスターの列が全員銀行員ということに、すこし悲しくなってしまいました。
みんな同じ時間に退社してロボットのように、列を歩いている。
やはり、そのようなイメージはぬぐいきれないのだなと。
銀行員はしっかり、残業してますし、しんどい思いをいっぱいしております…。
それでも、自分が銀行員ではなかったら、クスっと笑ってしまうだろうなと思います。
この映画の考察は、色んなところで、色んな人が書いているのでしません。
ただただ、自分が面白かったところ、目が輝いたところをちょっとだけ書きたいのです。
僕がいちばん面白いって思ったことは、動物の置き方が絶妙だということです。
たくさんのシーンに、色んな境遇や、職業の動物たちが出てきます。
アイスクリーム屋、ニュースキャスター、街の通行人、警察学校の先生、
僕たち人間は、姿かたちに大きな違いはありません。
鼻が長かったり、体に縞模様があったり、牙が生えていたりしません。
ズートピアの住人の配役の仕方は、その特徴をうまく捉えており、
各動物の魅力をぞんぶんに楽しませてくれる表現がされています。
あぁ~、こんなオッサンおるなぁとか、こんなやつ働いてるなぁとか。
さっきの、銀行員のハムスターみたいなのもそうです。
洋画をよく見る人には、色んな映画でよくあるシーンが動物で再現されているので、
その魅力をかなり楽しめると思います。
そんな絶妙な配置があるなかで、
主人公のウサギは、警察官を目指すのですが、同僚にはたくさんの屈強な動物たち。
つまり、ウサギの警察官は少し違和感があるんです。
自由な発想で、キャラクターを配置しても、見ている側にもやっぱり職業や、動物に対してのイメージがあるんですね。
それは、この映画の言いたいこととかにも繋がっています。
子どもは、夢のある世界を楽しめる。
大人には、人間の世界を考え直す時間をくれる。
つまり、
大人も子供も楽しめる映画ということです。ぜひ。
あと、ズートピアには鳥類が一切出てこないのです。
個人的にそこは、同じ鳥類で大きさが似ていても、肉食草食が分けられないのが要因だと思っています。