得も損もない言葉たち。

日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

人を泣かせる歌。

 

昨年末は、あっという間に過ぎて行った。

一生懸命になれることがあったからだと思う。

 

ほぼ日の塾に通って、夜行バスで東京へ向かう日々をすごし、対談・エッセイ・自由課題の3つに挑戦をさせてもらった。内容については自分の中で、まだかみ砕けていないところもある。何が変わったかと言われたら、何も変わっていないかもしれない。

 

でも、ひとつだけぼくに残ったものがあるとしたら、作らさせてもらった各コンテンツたちだ。ほぼ日をつうじて、インターネットの中にぼくが書いたコンテンツが、ふわふわと旅を続けてくれる。

 

いつか、ぼくの作ったコンテンツに誰かが出会い、何かを感じ取ってくれる機会があればと、そう願うのです。

 

 

ぼくの最終課題は、母の在籍する合唱団に取材をして、「人はなぜ歌うのか」を調査するというものでした。

 

 

www.1101.com

 

 

練習に参加して、母と対談をして、歌うことについての話を書いたコンテンツで、たくさんの合唱をしている人から感想をいただけて嬉しかったです。

 

 

今日、取材をした合唱団『土曜音泉倶楽部』のコンサートが行われました。

 

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幼稚園に隣接した教会で、ぼくが取材していたときに練習をしていた歌が披露されました。「歌うことは、人生を辿ることかもしれない」という言葉通り、団員のみなさんはじぶんたちの人生を辿りながら、音楽を作り上げていました。

 

 

童謡を真剣に、歌謡曲も真剣に。それぞれが自分のパートに責任を果たし、繊細な音が糸をひくように教会の天井へのぼってくような感覚がありました。

 

 

 

明日があるさ』の前奏がながれると、お客さんはみんな肩がゆれる、手拍子がでる。周りをみわたせば、口が「あし~たがあ~る~さ~」と動いている。練習を観ていたときには、気づけなかった歌い手とお客さんの関係性がみえました。

 

 

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合唱はみんなで作るものですが、でも、歌う側も聴く側も、人と人が向き合って心を通わせる。それを強く感じたのが、『川の流れのように』を歌い終わったときに、会場のたくさんの人が涙を流していたことでした。

 

きっと、自分の人生をたどっていたのだと思います。

 

 

 

だれかになにかを感じてほしくて、人はモノづくりをしたり、発信をしているのだと思います。ぼくが、なにかを書きたいと思った動機もおなじです。だからこそ、じぶんたちの歌で人が泣いてくれることのよろこびを、とてもうらやましく感じました。

 

 

残念だけど、ぼくにはまだその力はないし、これからも頑張らないといけないなぁとは思っているけど、どうしたらいいかは分からない手探り状態なんですね。

 

 

 

「実はですね、このプログラムに書いてある文章は・・・・」

 

 

曲のあいだのMCで、プログラムの説明がはじまりました。ぼくもちょっとだけ、文章を書かせてもらっていたで、そのことにもついて触れてくださって。

 

 

「ちょっと、前へ来てもらえるかい?」

 

 

突然ぼくは、舞台へ呼ばれてしまいました。あまりにも急で、ヘコヘコしながら人前へ出ることになったんです。寝癖をなおしてよかった、髭をそっていてよかった、寝間着でこなくてよかった。

 

 

 

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ちょっとだけコメントを求められるも気恥ずかしくて、たいしたことも言えず、でもぼくの書いた文章をここまで大切にしてもらったことに、ただただ感謝をしました。

 

 

じぶんで「何もできない」とふさぎ込むよりも、もっと前を見ようと思いました。観客のみなさんも、温かくぼくのことを見てくれて、どうして自分がここに立っているのか、不思議な感じでした。

 

 

 

ほぼ日の塾が終わって、ぼくに何が残ったのか。そんなことばっかりを、この1か月考えていました。

 

 

でも、残ったというよりも、生まれるものを大切にしないといけない。

 

これから、なにを作っていくのか。どんな時間を過ごすのか。

 

残ったものを探すより、生まれるものを楽しもうと、そう思えた瞬間でした。

 

 

 

しかし、打ち上げもそうだけど、合唱をしている人って雑談もええ声なんですよね。響き渡るような声で笑っているから、よけいに楽しそうに思えてきて。人の声ってすてきな力を持っているなぁと思いました。

 

 

人を泣かせる歌のように、ぼくもいつか、心動かせるものを作りたいと、そう思いました。