得も損もない言葉たち。

日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

映画好きの話をきかなくっちゃ

 

 

heyheydodo.hatenablog.com

 

 

 

 

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 映画『 La La Land』のDVD発売を記念して、大阪のロフトプラスワンで行われたトークショーを観に行った8月の台風の日。あれから4か月経ち、2017年も片手で数えられるぐらいで終わってしまう水曜日に、ぼくは、あの日とおなじ場所で、また映画の話を聴いていました。

 

 

 

映画コラムがインターネットで人気の田中泰延さんと、FM802のラジオDJをつとめ映画評論のコーナーもされている野村雅夫さん。たくさんの人の息抜く時間を、たのしくさせてくれるお二人が、大好きな映画について語る夜、「しっかし映画ぎょうさん観たで」が開催となったのです。

 

 

 

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映画を愛している二人が、お酒を呑みながら語り合う。それを、たくさんの人たちがお酒を呑みながら観る。「わかるわぁ~」みたいな頷きや、笑いが響く夜でした。

 

 

前回のイベントについて書いたあと、ぼくはすごく後悔していたことがあります。それは、野村雅夫さんのすごさについて何も書けていなかったのです。まずは、お顔をどうぞ。

 

 

 

 

 

 

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かっこいいですよねぇ。ハリウッド映画にも出てそうなぐらいのかっこよさです。

 

 

 

・・・・あ。すいません間違えて、アダム・ドライバーの画像を出してしまいました。カイロレンでした。本当の野村さんが気になる方はお調べください。

 

 

野村さん、いや、マチャオさんは(ここからは、野村さんをマチャオさん、泰延さんをひろのぶさんと書きます)、さすがラジオDJです。話の流れに、とても適格なツッコミをされる人です。ひろのぶさんとの映画談義のなかでも、ボソッと置かれるボケに、ビシッとええ声の関西弁が突き刺さります。なんだか、ラジオの公開録音をみているような気がして、話の内容がどんな場所に行きつくか分からないワクワクがありました。

 

 

 

 

イベントのトークテーマはもちろん、映画の話ばっかりです。

 

 

「ふたりが人生で好きな映画ベスト3」

「今年の映画ベスト5と、ツッコミどころ満載映画ベスト5」

 

 

映画好きが集って、渋い顔をしながら朝まで語れるような内容を話されていました。本題はきっと、この「好きな映画を語る」なのですが、その前に、映画館のどの席に座るかや、幼少の頃の映画館についてなど、もうチビチビと話は進んでいきました。つまり、映画の話を、おつまみに呑んでいるような感じです。

 

 

それがすごく観ていて楽しい。たぶん、そこにいた人がみんな映画を愛していて、おなじような感情を共有していたからだと思います。19時40分にはじまったイベントなのに、ぼくはずっと終電が頭によぎる不思議な経験をしました。

 

 

 

トーク内容は、ようやく席に座り、ブザーが鳴り、ふたりは人生で好きな映画について語り始めます。

 

 

 

順番に大好きな映画について1つずつ紹介していき、どこが好きかを語る。その姿は、観ていて良い時間でした。ぼくもきっと、好きなものについて話をすると、あんな顔になれるんだろうなぁと思ったりしていました。

 

1本1本にあたりまえだけど、明確な理由があって、まったく知らなかった映画が気になって仕方なくなる。好きなものを紹介するっていうのは、はからずとも、すごい熱量があるものです。

 

 

 

人生でいちばん好きな映画は何だろうなぁ・・・・。

あれも好きだし、これも好きだし、誰に言うかで変わってくるかもなぁ。

エモいって思われたい人と、純粋って思われたい人がいたりするしなぁ。

会社だったら、また変わってくるなぁ。

 

 

 

そんなことを、ひとりで頭のなかでぐるぐるさせ、たくさんの俳優の顔を想像していました。

 

 

話題は移り、オフレコが必要な、今年の映画ベスト5と、ワース・・・・いや、ツッコミどころ満載映画ベスト5へ。

ふたりが今年たくさん観た中で、ツッコみを入れずにはいられなかった映画が紹介されていました。その指摘が面白い。たくさんの人がかかわる映画製作で、なんでそんなことに気づかんねん!と思うようなシーンを紹介してくださります。

 

 

 

オーシャンズ11』という映画があります。詐欺師がカジノからお金をだまし取る、痛快なストーリーで、緻密に作られた伏線が、さいごにキレイに回収される素晴らしい映画です。しかし、オーシャンズには1つだけ、トリックに実現不可能な点がありました。その点について、監督はこう語っています。

 

 

「それは、映画のマジックだよ」

 

 煙に巻いてますよね。だけど、そんな言い訳も笑って許せるぐらいこの映画は、たくさんの人々に愛されています。

 

 

ふたりがツッコんだ映画は、それとはまたちょっと違ったテイストで。「ちょっと待たんか~い」という気持ちが強く感じられました。たぶん、ストーリー自体の弱さが、そういう引っかかりに目をやってしまうのだと思います。映画のマジックに騙されるぐらいのものに出会っていきたいものです。

 

 

 

 

そして、最後に今年のベスト5が発表になりました。

 

 

ひろのぶさんとマチャオさんが、この1年でいちばん良かった映画は何だろうか。

 

 

2人の1位はいっしょではありませんでした。それに、なんとなくホッとしました。

ふたり揃って、「 La La Land!」で終わったらきれいだもんなぁとか、いい話にしようとしている嫌な構成作家に自分がなっている気がしました。

 

 

2人は最後に、言いました。

 

 

「評論とかをするようになると、みんなが好きなものを好きと言いづらい空気がある、でもね、好きなものを、好きと言ったらいいんですよ」

 

「サブカル好きに思われたいから、この映画を言おうとか、そんなことしなくていいんですよねぇ、もっと素直にね」

 

 

恥ずかしい。

 

さっき、自分の頭の中で好きな映画を答えるときのイメージ戦略を考えていたことに、顔から火が出るぐらい恥ずかしい。

 

 

大好きなものを、大好きと言うことはすばらしい。

そして、それができている人たちの笑顔はすごく楽しそう。

 

映画だけじゃなくて、自分の周りにあるたくさんの物ぜんぶにあてはまることだと思います。正直に生きるというのは、好きなものを好きと言うことなのかもしれません。

 

 

だから、ぼくも最後に大好きな映画を発表したいと思います。

 

 

 

ぼくは、『Back to the Future』が好きだ、大好きなんだぁ~~~~~~~!

マイケル・J・フォックスが大好きだし、

ストーリーも最高だし、もうぜんぶ好きなんだ~~~~!

 でも、3はそんなになんだぁ~~~~~~!

 

 

 

ふぅ。・・・・気持ちいい。

 

でも、もっとぼくも大好きなものについてしゃべりたい。昨日、あの場にいた人たちも、きっと同じ気持ちなんだろなぁ。

 

そんな空間にいれてよかったなぁ。

 

 

 

いやぁ、いい年末を過ごしている。

よし、ぼくも来年もたくさん映画を観るで。