人はなぜ、お金を払って温泉に浸かるんだろう。
銭湯に行くのが大好きだ。
スーパー銭湯に行くのも大好きだ。
ついでに、温泉旅行も。
お風呂って不思議だ。
たとえ、1日何にもしてなくても浸かった瞬間、
「疲れたぁ〜」って人は叫ぶ。
言葉にならない唸り声をあげる。
元気な休日でも、
なぜか身体が回復してる気がしてくる。
僕たちは、週休2日で働いている。
週休1日や、不定休の人もいる。
休みの日に、
どうしてお金を払ってお風呂に浸かりに行くんだろう。
その理由は、
「疲れてる自分をしっかり思い出すため」
だと僕は思う。
無理やり言い聞かせて、
1週間を乗り切ったあなた。
頑張ることが当たり前になってきたあなた。
身体の中から思わず漏れる、
疲労の声をじぶんで聞く。
当たり前のように毎週仕事をして、
ようやく辿り着いた休日を過ごしている自分に、「おつかれさん」と思ってあげれる。
すごく、自分を肯定できる空間。
それが、銭湯。
友達と行けば、それはそれですごくいい。
みんな疲れてるってことを共有できる。
裸で慰めあえる。
…すこし、表現がよくないかも。
裸で褒めあえる。
…違うなぁ。
そっか、“裸で”が要らないんだ。
ネクタイも、クールビズも、
社員証も、ノー残業デーも関係ない。
スマホは鍵付きロッカーのなか。
見たくても見れないもんね。
無敵の時間だと思います。
今、僕はスーパー銭湯からの帰り道。
川沿いを歩いています。
散々、自分の疲れを認識し、おつかれを伝えました。
お風呂上がりに、
外を歩く気持ちよさも銭湯の魅力。
しかし、すこし家まで遠い。
まだまだ歩かないといけない。
今日は涼しめとはいえ、夏。
じんわりと汗をかく。
疲れたなぁ。
明日も、行こっかなぁ。銭湯に。