得も損もない言葉たち。

日常を休まず進め。

あなたのクスッとをください。

こっそり、ひっそり、大好きな本を3つ。

今週のお題「わたしの本棚」

 

家の本棚には、結構いろいろな本があるのですが、

対象年齢は、かなり低めです。

 


 

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「はじめてのおつかい」

 があったり、

 

 

 

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「おふろだいすき」

 があったりします。

絵本の部類になるのですが、

ぜひ読んでいただきたいです。

 

童心に戻れるというか、

素直なころの自分にもどれる気がします。



 

 

今日は、ぼくの対象年齢低めの本棚の中で、

おすすめしたい小説を3つ紹介します。


 

かといって、「読んでくれ!」といったようなレビューではないので、

気になったら、ちょいと手にとってみてくだされば嬉しいです。

 

もし、面白かったと思えた人がいたら、

きっと、すごく仲良くなれると思います。


友達になりましょう。

 

ジャンル的には、児童文学。



作者はアレックス・シアラーというシナリオライターです。

なんだ知ってるよ!って方は、

すごく仲良くなれそうです。


 

 

 

その1【海のはてまで連れてって】

 

 

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レックス・シアラーの作品は、ほとんどの話で主人公は子どもです。

今日知ってほしい3つもすべてそう。

 

この作品の主人公は、双子の男の子。

舞台は、とある港町です。

 

豪華客船の船乗りを勤める父親をもつ2人。

お母さんのいない2人にとって、いつだってお父さんは憧れでした。

ただ、いつだって2人は留守番。

すこしボケてきたおばあちゃんの家に預けられる夏休み。

 

しっかり者の兄と、どこかフザけた弟。

いつも、まったくかみ合わない2人ですが、

今年の夏休みに一緒の大きな願望をいだきます。

 

「お父さんの働いている姿が、一目でいいから見てみたい」

 

チケットも持っていないし、乗る権利もない2人。

 

それでも父親の雄姿をなんとか見たい兄弟がとった行動は、

こっそり豪華客船に乗り込むこと、つまり密航だったのです。

 

 

客室も持たない、食事も出ない、エンターテイメントを楽しむ権利もない、

父親に見つかってはいけない、ほかの乗組員にも。

だけど、じっとなんてしてられない。


動き出そう、楽しもう、そして憧れのお父さんの仕事をみてみよう。


 

まぁ、簡単に密航なんてできるわけがない。

いろんなことが2人を待ち受けます。

 


ドキドキしながら、ワクワクしながら、自分がまるで主人公のような気分で、

大海原へ飛び出せる作品です。

 

読み終わったあと、最初に連絡したくなる人は、

きっとあなたが大切な人だと思いますよ。

 

よろしければ、ぜひ。

 

 

 

 

その2【魔法があるなら】

 

 

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デパートに行ったことはありますか。

ぼくは、百貨店の食品売り場でアルバイトをしていました。

色んなお店が立ち並びますが、

日本のものは、海外のものに比べてすこし規模が小さいように思います。

 

ぼくがイメージしている理想像。


それは、普通のスーパーや、ホームセンターに置いていない物が立ち並ぶ空間。


家具屋さんも、「誰が買うねん!」ってツッコミが飛びそうなベッドがあったり、

おもちゃ売り場も、「迷路かよ!」って思うような玩具の迷宮。

食品売り場には、世界の魅力的なたべものがギッシリ。

 

 

本作の舞台は、そんな夢のようなデパートです。

主人公は、お母さんと2人の姉妹。

お買い物の話ではありません。

3人の生活の話です。

 


生活とはどういうことか、

簡単に言うと、衣食住のことです。

 


つまり、3人はデパートに住んでいるのです。

もちろん非公認の滞在。

レックス・シアラーは潜入するドキドキが好きなのかもしれません。

 



本当は、家族でのんびりと充実した生活をしたい。

だけど、苦しい生活が続く。

そんな日々のなかで、母親がとった行動。

それが、デパートで生活をするということだったのです。

 


どうやって、毎日を過ごすのか。

服は?ご飯は?

そもそも、犯罪なんじゃないの?

いろんなドキドキが込められています。

 


もちろん、そんな生活がずっと続くわけもない。

さて、どういう出来事が家族の日々とまざりあうのか。

 


おすすめです。

きっと、デパートに行ってみたくなるでしょう。

まるで、トイザらスに来ているようなワクワク感も思い出せます。

 

 

 

その3【チョコレート・アンダーグラウンド

 

 

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選挙でしたねぇ。どのチャンネルをまわしても、選挙特番。

国がこれからどう動いていくのか。

国民はどう生きていくのか。

どんな政策が行われるのだろうか。

様々な意見が交わされていますね。

 


この作品は、ちょいと、そんなタイミングで読んでみても面白いかもしれません。

 



舞台は、ヨーロッパのどこかの国。

選挙で勝利してしまった謎の政党 “健全健康党” が驚きの政策を打ち出します。

 


チョコレート禁止法


 

お菓子、糖分は体に害を与えるため全面的に禁止。

もしも、食べている人間、販売している人間がいたら逮捕。


健全で健康な生活のために、甘いものは排除。

 そんな法律ができた原因は、国民が投票を放棄したから。

 



考えてみてください。

チョコレートを食べたら罰を受ける世界で、

ぼくたちはどうやって生活をするのでしょう。

 

 

疲れたなぁって思ったときのチョコも、

ホットココアでの甘いひとときも、

すべて犯罪です。


 

 

大好きな物を食べることの楽しさ。

ともだちと甘いお菓子を食べる、なつかしい時間。

ふふふって微笑みたくなるような休日。

 

 

すべてを取り戻すために動き出したのは、少年たちでした。


彼らのとった行動は、チョコレートの密造。

 

甘いものに、チョコレートに自由を。

 

たくさんのともだちや、大人たちを巻き込んで、

世の中を変えていくため、

自由に生きていくために戦った彼らの日々。

 

 

ふたたび、堂々とチョコレートをかじる昼下がりを取り戻せるのか。

 

読んでみてくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

以上が、ぼくの紹介したい大好きな3作品です。

記事を書きながら、また読み返してしまい、

こんな時間の更新になってしまいました。

 

 

レックス・シアラー

 

人の童心を呼び起こし、微笑みを生む作家。

 

憧れの人です。



 

 

これからも、いろいろな人の微笑みをもらえるような企画や文章を書けるように、

ぼくもなりたいと思います。




ぜひ、これからもよろしくお願いします。