得も損もない言葉たち。

日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

銀行員に潜入。5マス目

 


何曜日が好きかって聞かれたら、

やっぱり金曜日。

 

とくに金曜日の帰宅途中の電車。

無敵です。

そりゃ、ビール飲むサラリーマンもいます。

 

 

ぼくなんかは、満面の笑みを浮かべて、

藤子不二雄SF短編集”を読んでいたりします。



曜日は関係ありませんが。

 

 




 

7月も、しっかりとスタートしましたね。

太陽の光は殺意をもって、人間を照らします。

 

お客さんにも心配されるぐらい、

水分を全身から放出しています。

 

期間限定の大放出です。

 

 

 

またまた今週も、銀行員に潜入していました。

 

あんなこと、こんなこと。

とりあえず、どの瞬間も汗だくです。

 

 

 

今日のお話は、

「がんばれよ」って声をかけたくなった話です。

誰にって自分にです。

 

 

 

 

 

お客様の自宅を訪問する際に、

必要なのがアポイント。

 

 

 

提案商品を準備して、

ある程度のシミュレーションをして、

先輩に相談して向かいます。

 

 

ただ、ぼくの場合、

まだまだ新任のご挨拶もできてないお客様ばっかり。

 

挨拶だけに、

時間をとって下さるお客様なんて、ほとんどいないのです。

 

 

これから、

新しいお付き合いをしてもらいたいお客様がたくさん。

しっかりと関係していきたいと思うのです。

 

 

お金を預けてもらうためには、信頼してもらうことが大切です。

そのためにも、お客様とは、

目を見て挨拶したい、話したい。

 

 

 

そうなると手段はひとつ。

ピンポンを鳴らしに直接向かうことです。

 

 

 

 

お客様の情報を調べる。

家族構成や、年齢、お付き合いしてる年数。

すこしでも、得だと思ってもらえる情報を準備し、持っていく。

 

 

 

 

ただ、この時期のピンポン周りは本当にきつい。

 

エレベーターの無い団地もある。

 

5階まで駆けのぼって

「留守でした♪」なんて、日常茶飯事。

 

 

フラフラしてくる。

 

とりあえず、次の家へ。

 

あっ、ここも確かお客様の家だ。

住所を調べてきてよかった。

 

苗字は覚えている。

迷わずピンポンを鳴らす。

 

お客様は男性だったはずだが、

女の人が出てくる。

 

 

「こんにちは、わたくしこの地域の新任担当の〇〇と申します」

 

「はい、なんのようですか?」

 

「はじめましてですので、

 ぜひ、お顔を見てご挨拶をしようと思いまして。

 これからよろしくお願いします!

 本日は△△様は御在宅ですか?」

 

 

「いますけど、なんのようですか?」

 

 

「いえ、ご挨拶だけなのですが……」

 

 

「お金の管理は私がしてるので…」

 

 

「奥様が管理してらっしゃるのですね」

 

 

随分若い奥さんだ。50代と、30代の夫婦か。

 

 

「いや、親ですよ」

 

 

「へっ」

 

 

 

急いでタブレットで、

お客様の情報を調べる。

 

 

 

しまった。やっちまった。

 

 

 

ぼくが挨拶をしたいと思っていたご主人の情報。

 

 

 

年齢欄に書かれていた数字は、

 

5歳

 

だった。

 

 

お母さんが、子ども5歳の少年のために開設をした口座だった。

 

 

 

なんだかんだで、その後は笑いながら話を終えた。

 

 

あぁ、

あの少年が11歳になる頃には、ぼくは30歳になるのかぁ。

 

 

 

そんなことを考えながら、

本日、7月8日に、24歳の誕生日を迎えたぼくは、

自転車に乗ってそそくさと支店へ逃げ帰った。

 

 

よし、

いい、一年にしよう。

 

 



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つづく。

 

 

 

来週も、潜入かぁ。

 

 

 

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つづけてみてくれたら、ちょっとうれしいです。

 

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