得も損もない言葉たち。

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日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

スズメと、ムスメと、ぼく。

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僕の歩く道に、「スズメ」がいる。
彼らの気配を察知する力は、すごい。

おそらく、デッドゾーンがあるんだろう。

半径何メートル以内に生き物が来たら逃げる
いう教育を受けたのだろう。
親スズメから。

人間界にも、親父を半径何メートル以内には近づけない「ムスメ」という生き物がいるのだが。

そして、「ムスメ」は成長すると、
愛した旦那さえも寄せ付けない「ヨメ」に進化する。




さておき、そのスズメのなかで、
1匹だけおかしいやつがいる。

怪我をしてるわけじゃない。
だけど、逃げるタイミングが周りより遅い。
そして、逃げる場所も悪い。

だって、そこは僕の歩く先。

当然、また逃げる。
他のスズメよりも、運動量が無駄に増えてる。

電線に逃げろよとアドバイスしてあげたい。

「にぶいスズメだなぁ」
なんてことを思いながら、
最寄りの駅まで追いかけっこしていた。

途中で気づく。
毎回このスズメと目が合ってることに。


気配じゃなくて、目を合わせて逃げている。


あっ。

遊ばれてる。
極限の遊びをしてる。
……チキンレースだ。

確かに、ぼくはスズメの逃げる先を歩いてる気もする。


なんということだ。

そんなことを考えてたら駅についた。

「また明日」と言わんばかりに、
スズメは電線にとまった。



ポジション取りで楽しんでやがる。
ポジション鳥だ。


明日は金曜日。

銀行員に潜入だ。