テーマパークで、もっと話そう。
毎朝、電車でテーマパークに向かう人たちを見ます。
毎晩、電車でテーマパークから帰る人たちを見ます。
僕は、絶叫マシンは苦手だし、おばけ系もごめんなさいでして。
でも、友達とテーマパークに行くのは憂鬱だけど楽しみになったりもします。
行ったら、行ったで絶叫マシンに乗せられて、
疲労困憊で泣きそうになりますが。
テーマパークの魅力ってなんなのだろう。
なんで休みの日に悲鳴をあげて疲れるんだろう。
たとえば、
安全第一のくせに、
後ろ向きのジェットコースターに乗ったり。
死にたくないくせに、
死人になって練り歩いたり。
濡れたくないのに、
びしょ濡れになって騒いだり。
こんなの地獄巡りじゃないか。
そして、高い!高い!と言いながら、
値段不相応のご飯を食べる。
そこで、ちょいと思ったことは、
テーマパークって、
「いやなこと」を体験できるから流行ってるんじゃないかってこと。
人は、すこしだけ「いやなこと」を求めているんじゃないでしょうか。
本当に地獄に行きたくはないけど、
地獄巡りはしてみたいんじゃないだろうか。
テーマパークで体験したことは、
どんな「いやなこと」でも、それは楽しいに変換されてしまうのだ。
もちろん、殴られるとかは別だが。
これからは、
テーマパークでは友達と本音で話そうと思う。
本音で話すことは勇気のいることだ。
相手を傷つけたりするから。
でも、ここは夢の空間。
今だけは、「いやなこと」でも、大切な時間になる。
アトラクションを、いかに効率よく乗るか。
そんなことが、目的になりがちですが、
本音で友達と話す時間を作ってみたら、
気楽に本当の自分で向き合えるかもしれません。
すこしぐらいギスギスしたっていいじゃない、
笑える場所がいっぱいあるし、
抱きしめてくれる仲間もいるさ。
一緒に、テーマパークに行ける仲間は、
場所がどこであれ本音で話せるというのが種明かしです。
気を使わないですむ人と、
楽しい場所には行きましょう。
嗚呼、
ネズミと抱き合うなんて絶対嫌だけど、
ミッキーとは抱き合って写真撮りたいものです。