得も損もない言葉たち。

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日常をひとます、休まず。

あなたのクスッとをください。

つり革から優しさを。

特別お題「心温まるマナーの話」by JR西日本
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/jrwest


どうしても、書きたいことがあります。


僕は身長が180センチちょっとありまして、

電車のつり革が、ちょうど顔の前に来るぐらいの場所に。


満員電車に乗っていると、

みんながつり革をつかみ乗り込みます。


そうすると、つり革は、

ニュートンのゆりかごのスタートみたいに、

セットされた状態になります。


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これが、ニュートンのゆりかご

つり革は、いちばん右の玉のようになります。


そして、玉の向かう先には僕の顔が。


駅に止まるたびに、人が降りるたびに、

つり革は僕の顔に向かって、

容赦なく襲いかかります。痛いです。



ある日の満員電車、

いつものようにセットされたつり革。


逃げたいけれど、逃げられない。

メガネのレンズにだけ当たらないように構える。

僕と、つり革のかけひき。


駅が近づき、いよいよかと思った時、

僕の頬を撫でるかのようなスピードでつり革がやってきた。


持っていた人が、そっと、ゆっくり手を離したのです。

ただ、それだけのことですが、

僕はすごく嬉しかったんです。


心遣いだったのか、

余裕のある人だったのか、

それはわかりません。


ただ、忙しい時間だからこそ、

周りの人のことを考えて、

そっと動くことを僕も徹底しようと思えた瞬間でした。


歩きタバコの火が、

子供の顔の前にあるように、

電車のつり革は、

大人の顔の前にある。


忘れずいこう。